うさぎの喧嘩で、怪我したり死ぬことはある?オスメスは関係ある?
うさぎを多頭飼いしてる人、
もしくはこれからお迎え入れをしようと思っている飼い主さんにとって、
気になるのは「ケンカ」ですよね。
ケンカが原因でケガをしてしまったり、
致命傷になってしまうのはとても心配です。
今回は、うさぎのケンカの理由やリスク、
オス・メスといった性別の関係性などについてご紹介していきます!
目次
危ないケンカの見分け方!!
うさぎは基本的にテリトリーや上下関係がある動物のため、
多頭飼いをしているとケンカが起きることもしばしば・・・
一時のケンカは避けられないことが多いですが、
「危険!!」といえるケンカは
飼い主さんがすぐに判断、行動することが求められます。
こんなケンカは危険!!
上下関係や縄張りを決めるケンカでも、
ケガを起こすような激しいケンカには注意が必要です。
- かみつく!!
- 爪パンチ!!
- 追いかけっこが続く!!
などの場合には、大ケガとなりえます・・・。
うさぎは歯や爪、蹴るといった攻撃力があることを忘れずに、
すぐに引き離してくださいね。
ケンカをするリスクは?
うさぎ同士のケンカだと、
顔や耳、生殖器を傷つけられることが多いです。
傷による感染や失明、骨折を放置すると
最悪死に至ることも・・・
- 出血
- 傷
- ケンカの回数が多い
などの症状は致命傷になるため、
すぐに受診や飼育環境を変えるなど対応が必要です。
出血や傷などは直接的な死因になりますが、
ケンカの回数が多いこと自体大きなストレスになるため、
うさぎが弱る原因となってしまうのです。
性別は関係するの?
オスとメス・オスとオス・メスとメスといった
組み合わせがありますが、
多頭飼いの場合、
ケンカが起きやすい組み合わせって気になりますよね。
実際は性格による相性が最も大切ですが、
飼いやすい性別の相性を知ることも大切!!
それぞれの性別の多頭飼いを知っていきましょう。
オスとオスは?
実はオスとオスが多頭飼いの中では、
一番難しい組み合わせと言われています。
オスは協調性よりも上下関係をはっきりさせたい、
「自分がボスだ」としたい欲求を強くもっています。
そのためケンカが起こりやすく、
「いったん落ち着いても再戦が!」なんてこともあるのです。
ケンカの際には、
すぐに引き離し落ち着かせてくださいね!!
メスとメスは?
「女の子同士ってなんだか仲良さそう♪」と
イメージしてしまいますよね。
でも実際は、メスの方が縄張り争いは
激しいことが多いのです。
メス同士のケンカだと、
一通り終わればその後は穏やかになりやすいですが、
オス同士と同様に出血や傷を負うような時には
すぐに別々のケージに入れ引き離してあげましょう。
オスとメスは?
「オスとメスならカップルになるからきっと大丈夫!!」と
考える飼い主さんも多いですが、実際はどうなのでしょうか?
結論からいうと、この組み合わせが一番のおすすめです!!
しかし、オスとオス・メスとメスとは違う注意点があるので、
気を付ける必要があります。
オスとメスの場合、繁殖を自然としようとするため、
対策を何もしないでいると、どんどん子うさぎができてしまいます。
うさぎは年8回も出産可能なため、
避妊手術を双方にすることが大切です。
その他の気を付ける点として・・・
- メスの方が縄張り意識は強いためオスへの攻撃に注意!!
- オスの求愛行動によるスタンピング、追いかけがある。
- 求愛拒否による関係の悪化。
などがあります。
オスとメスが一緒の場合は、
避妊手術をすることで発情行動や興奮を抑えることが出来るので、
飼い主さんはよく考えてあげてくださいね。
相性の組み合わせ方
最終的には、うさぎの性格やもともとの相性が一番ですが、
性別相性のおススメ度としては
- ★★★・・・オスとメス
- ★★・・・・メスとメス
- ★・・・・・オスとオス
となります。
筆者は、オスとメス、メスとメスを飼ったことがありますが、
- オスとメス →
オスの求愛行動にメスがストレスを感じていた。※去勢済み。 - メス同士 →
迎え入れしたうさぎが縄張り争いで1週間追いかけ回され続けていた。
といったことがありました。
しかしいい点として、
- オスとメス →
メスが求愛を受け入れるとオスが落ち着くようになり仲良くなった。 - メス同士 →
しばらくすると落ち着き常に一緒にいるようになった。
など、最終的にはどちらも微笑ましかったです♪
参考動画
うさぎの激しい追いかけっこが、どんな様子なのか分かる動画です。
時折頭突きを見せたり、噛みつこうとする様子が分かります。
こちらは相性がまだ良くないうさぎ同士を
すぐに引き離せられるよう工夫されている動画です。
まとめ
オスとメス、オス同士、メス同士は
ケンカの理由や組み合わせ方でも相性に差が出やすいことが
お分かりいただけたのではないかと思います。
それでは、まとめていきましょう!!
- 行動:
かみつく、爪パンチ、追いかけっこが長々と続く、ケンカの回数が多いなど - 症状:
出血、傷(骨折)、ケンカによるストレスが見て取れるなど - 顔や耳、生殖器を傷つけられることが多く、
傷による感染や失明、骨折を放置すると最悪死に至る。 - ケンカが多いほどストレスにより
体調不良を引き起こすきっかけとなる。
■オスとオス
- 一番難しい組み合わせ。
- 上下関係をはっきりさせるため激しいケンカとなりやすい。
- 再戦が起こりやすい。
■メスとメス
- 縄張り意識はオスよりも強いとされている。
- オス同士ほどの激しいケンカにはなりにくい。
- 再戦が起こりにくい。
■オスとメス
- 性別の相性としてはおすすめだが、以下の点には注意。
- 避妊対策。
- メスの縄張り意識によるオスへの攻撃。
- オスの求愛行動によるスタンピング、追いかけによるストレス。
- 求愛拒否による関係の悪化。
ケンカが起こった時には、
すぐにケージに戻す、引き離すことが必要です。
大ケガをさせないためにも、「関係性が良い!!」と安心できるまでは
対面させる間は飼い主さんがきっちり見守りましょう!
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