うさぎのソアホックの原因とは?対策や治療方法は?
うさぎを飼っていると「ソアホック」という言葉を
耳にすることもありますが、
実際にはどんなものか、イメージできない飼い主さんも
いらっしゃるのではないでしょうか。
うさぎはペットの中でも病気を隠そうとする動物のため、
しっかり知識を身につけたいですね!!
今回の記事ではうさぎの病気の一つ、
「ソアホック」についてご紹介していきます。
目次
ソアホックってなに?
「ソアホック」自体まだ聞き慣れない飼い主さんも
少なくありません。
まずは、しっかりソアホックについて説明していきます!
ソアホックとは
簡単にいうと、
皮膚が炎症を起こしてしまう病気
です。
具体的には、
足裏が炎症を起こすことでただれる、感染症を起こすなど、
放っておくと重症化してしまう可能性がある病気なのです!!
足裏でも、主にかかとの部分の皮膚が
むきだしになりやすのが特徴です。
どうやったらなるの?
原因として、足裏にダメージとなる行動や環境が主となります。
- スタンピング(足ダン)の過多
- 肥満による体重の負担
- 固い床やケージに入れっぱなしなど飼育環境
- 体質
スタンピング自体はうさぎの行動としてよく見られるものですが、
その回数が多いほど足裏に負担がかかってしまいます。
また、スタンピングは
警戒した時や威嚇のストレスによる行動のため、
心身ともにダメージを負いやすくなります。
「コロコロした太ったうさぎがかわいい!!」
とついエサを与え過ぎてしまったり・・・
散歩(うさんぽ)の時間が少なく肥満体系となると、
必要以上に体重が足に負担をかけてしまいます。
本来、うさぎは地面を掘って生活しており、
草木や土のある環境で過ごす足となっています。
そのため、室内での散歩の際、固い床(フローリングなど)だったり、
長い間ケージに入れっぱなしな環境は、
うさぎの足にとってそもそも向いていないのです。
飼い主さんができる予防法
ストレスがかからないよう、
飼育環境の見直しからしていきましょう!
ケージの中にいても足に負担のかかりにくい、
マットを用意するだけでも変わってきます。
食べても安心なチモシー素材のマットは
低価格(500円ほどで売ってます♪)で、
カジカジとストレス発散にもなるのでおすすめです。
うさんぽで運動時間をとってあげると、
気分転換だけではなく肥満防止にもなります!
その際、フローリングだと床が傷つくだけでなく、
うさぎの足にも負担がかかるので、
たたみやマットのある部屋でうさんぽさせてあげてくださいね。
普段からコミュニケーション(ふれあう時間)をつくり、
かかとの状態までチェックしてあげれば早期で発見できるので、
うさぎにとって負担にならない方法で確認しましょう!
治療方法を知ろう!
飼い主さんが予防をしていても、生まれつきの体質や高齢化、
ふとしたタイミングによるダメージで、
ソアホックを発症し重症化してしまう時があります。
早い段階での受診が必要ですが、
重症化していくと治療が必要となります。
獣医さん・動物病院での治療
主に、
- 皮膚炎に対応した軟膏クリームをぬってもらう
- 薬の処方
- 足の負担がこれ以上かからないようテーピング(包帯をまく)※
などをしてもらうことができます。
今後の予防にアドバイスもしてもらえるので、
普段の飼育環境を伝えてあげてくださいね。
治療期間は早期発見であるほど早いですが、
毛が生えてくるまで気が抜けないため、
1か月以上はかかるものだと思っていてくださいね。
ガジガジとかじってしまったり走り回ったりして
結局ぬげちゃうのであまりおすすめではありません。
おすすめ商品・動画
先ほどご紹介したチモシーマットは
こちらからも購入できます。
紐でケージに固定できるタイプなので固定が出来、
うさぎに蹴飛ばされる心配もないですよ♪
こちらの動画では、飼い主さんがサプリで対応してから
1か月ほど経ったソアホックの状態を紹介してます。
(発見時の動画)
(1か月後の動画)
動画の中でサプリについて触れていますが、
皮膚の炎症用にキト・ケアスプレーなどのペット用製品があります。
重症化した場合、専門的なケアは
やはり獣医さんによる受診ですが、参考にしてください♪
まとめ
足裏は爪切りの時くらいしか見ない、
という飼い主さんも多いですよね。
今回の記事ではソアホックという
足裏に起こる病気を紹介させていただきました。
それでは、まとめていきます!
■ソアホックとは
- 足裏の毛が抜け皮膚に炎症が起きる。
- 皮膚がただれるなど重症化することがある。
- かかとの毛が特に抜け、皮膚がむきだしとなる。
■原因
- スタンピングの過多。
- 肥満による体重の負担。
- 固い床やケージに入れっぱなしなどの飼育環境。
- 体質によるものなど!
■飼い主さんにできる予防
- ケージに(チモシー素材などの)マットをしく。
- うさんぽでストレス発散。
- うさんぽ時は畳やマットのある部屋を使う。
- 足裏の状態を日頃からチェック!
足裏に負担のかからない環境づくり、
ストレス発散の時間をつくることが大切!
■治療方法
- 軟膏クリーム。
- 飲み薬の処方。
- 足裏に負担がかからないよう包帯をまく。
- 獣医から飼育環境へのアドバイス。
生まれつき足裏の毛が少ない、脆弱な体質のうさぎもいます。
なので、「ソアホックになってしまった」と
自分自身をあまり責めないでくださいね。
今後ソアホックを繰り返さないよう、飼育環境を見直し、
獣医さんと相談しながら対策をすることが大切です。
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