うさぎが涙目になっていて止まらない！原因や対策は？
うさぎの目から涙が出たら、
飼い主さんにとっては一大事ですよね。
感情表現が豊かなうさぎでも、
涙で気持ちを表すことはないからです。
今回は、うさぎの「涙」に関する原因や対策について
ご紹介していきます。
目次
涙が出ちゃダメなの？
「涙を流すだけなら問題ないのでは」と思う人もいますよね。
人間の場合、涙は異物を出したり、ストレスを和らげる効果があるため、
涙はむしろ必要なものです。
しかし！うさぎにとって涙は危険なものなんです！！
鼻から涙！？
そもそもうさぎは、悲しいときに涙を流すのではなく、
涙自体は一日中作られています。
うさぎは目と鼻が管でつながっており、普段は目からではなく、
鼻から排出されており、鼻から涙が出ているイメージなのです。
涙の代償・・・
涙を流すこと自体、何かしらの問題が起きていますが、
涙を流すことによって炎症が起き、
- 目へのダメージ （目ヤニ、目が飛び出る）
- 皮膚へのダメージ （脱毛、腫れる）
が起こりえます。
うさぎの涙とは？
飼っているうさぎの目がうるんでいる、もしくは涙がとまらない場合、
すぐに病院受診が必要となります。
まずはその原因についてご説明していきます！
涙を流す５つの原因
うさぎは涙を流さない動物です！
つまり、『目から涙が出る＝異常』といえるのです！！
涙を流す病気として考えられるのは「流涙症」です。
目から涙が出るのは、
目と鼻をつなげる管が詰まっているためなのです。
原因として
- 不正咬合により歯の根元が管にあたっている ←この場合痛みがあります。
- 最近などによる炎症反応
- 物理的に目へダメージを受けたとき
- 生まれつき管が細い
- 老化
が挙げられます。
対策は？
飼い主さんが出来る対策として、
- 歯の伸びすぎ予防のために、牧草や野菜の提供
- 細菌感染がないよう衛生管理（ケージや部屋の掃除）
- 飼育環境の整備（目にケガをしないよう見直そう！！）
があります。
治療をしよう！！
目から涙が出ること自体何らかのトラブルが原因であり、
涙による二次被害もあることから早期治療が必要となります。
治療方法や費用について確認していきましょう！！
治療方法について
原因にもよりますが、
- 切歯
- 目薬
- 涙管洗浄
- 点滴
などがあります。
涙管洗浄とは、簡単に言うと
目と鼻をつなげる管（鼻涙管）に生理食塩水を通すことです。
ピューっと水が出てくるので、
見ている飼い主さんにとってはけっこう驚く光景です。
費用はどのくらい？
担当する獣医さんや症状によってかかる費用は違ってきますが・・・
- 切歯 ：およそ8,000円
- 涙管洗浄：およそ2,000円
- 点滴 ：およそ2,000円
入院費や診察費、薬代がかかるため、
10,000円~20,000円を用意しておくと安心です♪
参考動画
うさぎの涙による炎症が分かりやすく紹介されています。
「涙で皮膚トラブル？」とイメージしにくい方は
こちらを参考にしてみてくださいね。
少し衝撃的ですが、
実際に治療の様子を動画で見られるようになっています。
治療の様子が分かりやすいのでおすすめです。
まとめ
うさぎが涙を流すということは、
意外と注意が必要なことが分かりましたね。
それではまとめていきます！！
■うさぎの涙のしくみ
- 涙は一日中作られている
- 目と鼻が管でつながっており、普段は鼻から排出
■涙を流すことで起こる弊害
- 目へのダメージ （目ヤニ、目が飛び出る）
- 皮膚へのダメージ （脱毛、腫れる）
■原因
- 不正咬合により歯の根元が管にあたっている ←痛みあり
- 細菌などによる炎症反応
- 物理的に目へダメージを受けたとき
- 生まれつき管が細い
- 老化
■対策
- 歯の伸びすぎ予防のために、牧草や野菜の提供
- 細菌感染がないよう衛生管理（ケージや部屋の掃除）
- 飼育環境の整備（目にケガをしないよう見直そう！！）
■治療方法と費用
- 切歯 ：およそ8,000円
- 涙管洗浄：およそ2,000円
- 点滴 ：およそ2,000円
入院費や診察費、薬（目薬）代プラスで、
10,000円~20,000円を用意しておく。
うさぎの涙が出るときは、食欲もあり元気に見えるケースが多く、
様子を見る飼い主さんも少なくないと思います。
しかし、「流涙症」は重症化するほど治りが悪く、
慢性化しやすい病気です！
早期発見・早期治療を意識してみてくださいね。
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