「うさぎが卵を産む」という話の由来とは?
うさぎってどこから産まれてくるかご存知ですか?
「親うさぎのお腹の中から?」
「うさぎは卵を産む?」
意外にも、うさぎは卵から生まれてくると
思われている方も少なくないですよね!
実際はうさぎが卵を産むことはありえません!!
今回は、なぜそのような説(うわさ)が出てきたのか、
うさぎの分類について紹介しながらご説明していきます!!
目次
うさぎはどこからくるの?
うさぎを飼う人は増えてきていますが、
主にペットショップからお迎えする飼い主さんが多いため、
実際に生まれたばかりの子うさぎを
見たことがある人は少ないですよね。
まずはうさぎの分類についてご紹介していきます。
子うさぎの生まれ方
うさぎは分類でいうとホニュウ類になります。
ホニュウ類とは、私たち「人」と同じタイプになるため、
子うさぎはお母さんうさぎのお腹から産まれてきます♪
そのため、「卵から産まれる」うわさは間違い!!となります。
私たちが出会うまで・・・
産まれたばかりの子うさぎは毛もなく、
はだかんぼうの小さな体です。
そのため、子うさぎは最低でも2か月、
毛で体がふわふわになり、健康状態が安定するまで、
お母さんうさぎにしっかり守ってもらいながら成長します。
私たちがペットショップで見かけるのは、
生後2~3か月経ってからになるため、
実際に生まれたばかりの子うさぎを見ることができないのです!!
産まれたばかりの姿が見れない分、
産まれ方を知る人が少ないのもしょうがないですね。
イースター・エッグとの関係
『卵=うさぎ』のイメージが結びついた理由の一つに
「イースター・エッグ」というキリスト教のイベントも影響しています。
うさぎの絵が描かれた卵を子どもたちが探すイベントとして
日本にも広まっていますが、
キリストが復活したお祝いのイベントに、
「卵」そして、子だくさんなことから
「うさぎ」が生命力の象徴として選ばれたのです。
このイースター・エッグは日本にも徐々に浸透していますが、
まだ意味をよく分かっていない日本人も多く、
なんとなく「イースター・エッグ」のイメージである「卵」と「うさぎ」を
結びつけるきっかけとなった可能性があります。
卵から産まれる説(うわさ)
では、『うさぎが卵から産まれる説』はどこから来たのでしょうか?
色々な説がありますが、意外な理由から
「うさぎは卵から産まれる」と思い込んでいる人が多いようです。
犯人はニワトリ 説!
幼稚園や小学校で、
ニワトリとうさぎが一緒に飼育されている頃がありました。
そのため、小さい頃にうさぎとニワトリが
一緒にいることを当たり前として見ていた経験が、
無意識に「ニワトリとうさぎは仲間!!」という勘違いを
引き起こしてしまい・・・
ニワトリ=卵=うさぎも!!
なんて感じで誤解してしまう方もいらっしゃるのだとか・・・。
また、昔は鳥と一緒にウサギも狩猟対象だったため、
うさぎの数え方も1羽、2羽となっています。
このことも卵を産む鳥との共通点と言えますね。
親うさぎの愛 説!!
先ほども紹介しましたが、
子うさぎは生まれたばかりの状態がとても「弱い」状態です。
- 寒さから身を守る毛がない
- 目も耳も不自由で動けない
- 自分で歩くことができない
など、自然界ではすぐに食べられてしまう「弱い」状態で
生まれてきます。
そのため、親うさぎは子うさぎを守るため、
見えない場所に隠しながら子育てをします。
巣穴だったり、物陰だったり、
おかあさんうさぎのおなかの下だったり、
親うさぎのお腹から出てくる子うさぎの姿は、
まるで温めていた卵から子うさぎが孵ったかのように見えます。
外敵から守る子育て方法が、
「うさぎが卵から産まれる」説ができた理由の一つなのは素敵ですね♪
参考動画
産まれたばかりの子うさぎは、
「可愛い」というよりはとても「か弱い」状態です。
生まれたばかりの姿を苦手な人もいますが、
成長スピードが速いのがよく分かる動画ですので、参考にしてみてください!!
こちらは、お母さんうさぎの体に隠れてしまうほど
小さい様子なのがよく分かる動画となっています♪
まとめ
今回は、うさぎが卵を産むという噂の由来について
ご紹介しました。
それでは、まとめていきます!!
- 子うさぎはお腹から産まれてくるホニュウ類
- 「卵から産まれてくる 説」は間違い
■イースター・エッグとの関係
- キリストが復活したお祝いのイベント(キリスト教)
- 生命力の象徴として「卵」、子だくさんなことから「うさぎ」が選ばれた。
- 卵にうさぎを描くイベントが、
うさぎと卵を結びつけて考えるきっかけの一つとなる。
■「うさぎは卵から産まれてくる」説の理由
- ペットショップでは生後2~3か月してからの子うさぎしかいない
- ニワトリ小屋とうさぎ小屋が一緒にされることがあり勘違いされる
- 親うさぎが子うさぎを守ろうとお腹にも隠すため孵化したように見える
うさぎは成長がとても速く、親うさぎも子うさぎを隠すため、
産まれたばかりの姿を見ることはとても貴重です。
そのため、産まれたばかりの姿を
見たことがない人が多いのも納得ですよね。
もし見る機会があっても、
うさぎはとてもデリケートな子育てのため、
無理に子うさぎを見ようとせず、
体がしっかりしてきた生後2~3か月頃から触れ合ってくださいね!
この記事へのコメントはありません。