うさぎの歯ぎしりや歯並びの悪さ、折れるなどの原因や対策は?
うさぎの健康チェックって分かりづらいですよね。
でも、歯並びは見た目だけでも分かりやすく、
飼い主さんでもチェックしやすいポイントです。
「なんだか噛み合わせが悪そう・・・」
「伸びすぎているのでは?」
今回の記事ではそんな歯に関する問題や原因、
その対策についてご紹介していきます!
目次
うさぎの歯について知ろう!
歯はうさぎにとって、
エサを食べるためになくてはならないものですよね。
実は歯に関するトラブルは少なくありません。
まずは、うさぎの歯について知っていきましょう!!
歯の役割
うさぎの食べ方の特徴として
草や牧草、ペレットなどをすり潰すようにして食べています。
特に牧草・チモシーは消化に時間がかかるため、
歯の役割は大切なのです!
■歯の構造
- 前歯は上4本、下2本(上歯は2本大きく、その裏に小さく2本あるよ♪)
- 奥歯に上(左右)6本ずつ、下(左右)5本ずつ
伸び続ける特徴があるため、
飼い主さんは伸びすぎに注意が必要となります!
歯の点検をしよう!
うさぎの歯はひと月でおよそ1cm伸びると言われています。
そのため、飼い主さんは
伸びすぎないように対策、点検をする必要があるのです!!
普段からできることとして
- ガジガジフェンスやかじり木のおもちゃを用意
- ペレットだけでなくチモシーの提供
- 撫でながら飼い主さんチェック! ←参考動画あり!!
- 獣医師による健康診断を取り入れよう!!
などがあります。
普段からかじり木やチモシーなどで歯を使う、
すり合わせる機会を作ってあげることで、
自然と伸びすぎ防止につながりますよ♪
歯のトラブルって何?
普段から、うさぎは感情表現としても歯を鳴らす時がありますよね。
でも、それはトラブルによるものかもしれないのです。
うさぎの歯のトラブル、
その対策についてご説明していきます!
大丈夫?歯のカチカチ音
筆者自身も、うさぎを撫でてあげていると
歯をカチカチとならされたり、ゴリゴリと歯ぎしりされた時がありました。
最初はびっくりしましたが、
リラックスしている時にならしていると分かり、
嬉しかったことがあります。
特に何でもないときに歯ぎしりや歯音を鳴らしてくれる時には
不調による可能性があるため、
普段からどういう時に歯音がするかのチェックが必要です。
- 食欲がない
- じっとしている
- いつもの反応と違う
- 歯が曲がっている、伸びすぎている
- よだれが出ている
- ペレットばかり食べる
などの特徴が見られるときにはすぐに受診をしましょう!
自信がない、不安がある時でも
獣医さんに相談してみてくださいね♪
危険なトラブル!!
特に以下の2点には注意が必要です。
不正咬合
- 特徴:歯がガタガタ並び
- 原因:遺伝や偏食、ケージをかじったり歯茎の感染など。
- 治療:獣医による定期的な歯の調整。
- 対策:ガジガジフェンス、定期的な受診(悪化防止)
過長歯
- 特徴:歯が伸びる、口が閉じられなくなる、
顔の骨の変形、舌に突き刺さる、目の圧迫 - 原因:歯の伸びすぎ
- 治療:獣医によって歯を削る、切る。重症化すると治療困難
- 対策:栄養管理、かじり木提供、チモシーなど固いエサも与える。
歯が折れちゃったとき
興奮による激突やジャンプの着地に失敗、ケージをガジガジした際に
うさぎの歯が折れてしまうことがあります。
うさぎの歯は基本的にはずっと伸びるものなので、
慌てずにできるだけ早く獣医さんへ受診にいきましょう!!
放っておくと感染症、歯の変形、不正咬合などにもつながるので、
専門医管理のもと歯が伸びるのを待ちます。
参考動画
飼い主さんが日頃から歯の長さや形を
簡単にチェックするだけでも早期発見、早期対策につながります♪
少し聞きにくいですが、感情表現としての歯ぎしりの動画です。
参考にしてくださいね。
まとめ
今回の記事では歯並びや問題のケース、
その原因と対策についてご紹介してきました。
うさぎにとって歯のトラブルは重要な問題!
それではまとめていきます!!
■歯の特徴
- 前歯は上4本、下2本 ←上歯は2本大きく、その裏に小さく2本あるよ♪
- 奥歯に上(左右)6本ずつ、下(左右)5本ずつ
- すりつぶしてエサを食べるため、歯は伸び続ける。
■歯の点検と対策
- ガジガジフェンスやかじり木のおもちゃを用意
- ペレットだけでなくチモシーの提供
- 撫でながら飼い主さんチェック!
- 獣医師による健康診断を取り入れよう!!
■歯ぎしり・歯音の見極め方
<大丈夫な場合>
- スキンシップでリラックスしている時
- 遊ぶ、おやつで嬉しい時
- 歯の見た目にも異常がない時
など、感情表現としての歯音と思われるときは様子をみましょう!
<受診が必要な場合>
- 食欲がない
- じっとしている
- いつもの反応と違う
- 歯が曲がっている、伸びすぎている
- よだれが出ている
- ペレットばかり食べる
■注意すべき2つの危険なトラブル
①不正咬合
- 特徴:歯がガタガタ並び
- 原因:遺伝や偏食、ケージをかじったり歯茎の感染など。
- 治療:獣医による定期的な歯の調整。
- 対策:ガジガジフェンス、定期的な受診(悪化防止)
②過長歯
- 特徴:歯が伸びる、口が閉じられなくなる、顔の骨の変形、
舌に突き刺さる、目の圧迫 - 原因:歯の伸びすぎ
- 治療:獣医によって歯を削る、切る。重症化すると治療困難
- 対策:栄養管理、かじり木提供、チモシーなど固いエサも与える。
■歯が折れたとき
放っておくと
- 歯のゆがみ
- 不正咬合
- 感染症のリスク
につながるので、獣医さんに診てもらう!
うさぎは食べれなくなると途端に弱り、
死につながるため、歯は大切です!
奥歯は見えにくいですが、
見える範囲は飼い主さんがしっかりみてあげてくださいね。
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