ウサギに関する知識やお悩みテーマについて、実際の飼い主がお答えします!

うさぎの出産に必要な準備とは?どんな注意点がある?

子うさぎと母うさぎ

「うさぎの出産を予定しているけど、準備はどうしたらいい?」
注意点はなんだろう?」

今回は、こちらの疑問についてご紹介いたします!

何をすればいいの?出産前の準備

うさぎが妊娠してから出産するまでの期間は
28日~32日であり、約一ヶ月の妊娠期間があります!

 関連記事:【うさぎの出産の知識】何匹生まれるの?時期はいつごろ?

人間ができる出産準備

うさぎの妊娠に気がついたとき、
人間ができる出産準備は・・・

  • そっと見守る!:
    これが一番重要!うさぎ以上にソワソワ落ち着きのない行動をしない。
  • 産室となる場所を用意する(うさぎのペースに合わせて設置):
    普段から巣箱を使用している方はそのまま産室として使用可能。
  • 食べるのとは別に産室用の多めの牧草を用意する:
    うさぎのストレスにならないように栄養価の高い物を選ぶ。
    (普段より栄養価の高いペレット・量は食べ残すくらいが良い)
  • ペットシートを用意:
    産室の床材として牧草でも十分ですが出産~しばらく出血するので
    ペットシートも用意してあげると清潔を保てる。

うさぎの出産準備

うさぎが自分で行う出産準備は・・・

  • うさぎの産室準備は、出産の2週間前後からはじめる:
    この時期に巣箱をケージなどに設置すると良い。
  • うさぎによっては出産の前日に慌てて産室作りするタイプもいる:
    この場合は出産1週間前くらいを目安に巣箱を設置してあげると安心。
    (うさぎが神経質になっている場合を除く)
  • 産室に必要な牧草・布類が足りないと思えば体の毛を抜いて産室作りをする:
    布類はなるべく撤去したいところだが、
    うさぎが誤飲する気配がなければそのままにしておく。

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出産を安全に成功させるために、注意点を守ろう!

気を付けるべき注意点はいくつかあります!

巣箱(赤ちゃん用)の注意点

  • 木製のもの:
    急な出産の場合はダンボール箱の用意。
  • 母うさぎが居座れない大きさにする:
    赤ちゃんを踏み潰してしまう可能性があります。
  • 巣箱の中が赤ちゃんにとって適温を保てる状態にする:
    冬場の場合は小動物用ヒーターを使用するのが望ましい。
    ただし、低温やけどしないように配慮する。

出産前の注意点

出産前の注意点について、一部前述と被りますが、
出産準備をするうさぎを見守りましょう!

  • ケージカバー、ダンボール、布類で囲む:
    人目につかない環境の方がうさぎは落ち着く。
  • 牧草を多めに用意し、可能であれば種類違いの牧草も用意する:
    気に入ったものしか巣箱に運ばないタイプがいるため
  • 妊娠中・出産時はとくに室温湿度を保つ:
    暑がり、寒がりなどの個体差を把握しておく
  • フードや水分はいつもよりこまめにチェック:
    食欲が落ちている場合は、食いつきの良い食べ物を与える

妊娠中・出産・出産後はうさぎにとって、
非常にデリケートな時期になります。

妊娠~出産にかけて体力も消耗します。

出産後は赤ちゃんを守ろうと、さらにデリケートになり、
攻撃的になってしまうこともあるので、接し方には要注意です!

出産後の注意点

生まれた子うさぎ

「赤ちゃんが産まれた~!!」と思っても、
平然を装い「よく頑張ったね」とそっと声をかけるだけにしましょう。

  • 母うさぎがいる時に産室に近づかない:
    相手が飼い主といえど、赤ちゃんを守るために攻撃的になる。
    育児放棄の原因にもなるので注意する。
  • 赤ちゃんうさぎを触る場合はゴム手袋をつける:
    母うさぎは匂いに敏感。
    「自分の匂いじゃない = 自分の子供じゃない」と勘違いするため。
  • 掃除は最低限:
    汚れている部分だけをとる・母うさぎの警戒心が強い場合はしなくて良い
  • 出産後、母うさぎがケージから出たい場合は好きなときに好きなだけ
    出してあげる:

    ストレス発散にもなるので効果的

うさぎが集中して子育てができる環境を整えることが、
飼い主ができる最大の手助けになります!

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いざという時に慌てないように ~出産後の心構え~

  1. 育児放棄をしたときの対処
  2. 子食いの危険性

うさぎは出産後、様々な理由で育児放棄をしたり、
最悪の場合、子食いをする(死なせてしまう)こともあります。

育児放棄の原因として、
その母うさぎが子育てに興味がない場合が多いです。

その場合、今後の繁殖をしても育児放棄をしてしまう可能性が高いので、
繁殖はさせない方が無難です。

母うさぎが育児放棄をした場合、
人間が変わりに子育てをしなくてはなりません。

出産前に育児放棄をした場合の準備と知識も学んでおきましょう。

子食いの危険性・育児放棄の原因

母ハムが子育てに興味を持たなかった場合以外では、

  • 人間が赤ちゃんを素手で触ってしまう
  • 育児をするのに環境が整っていない
  • オスうさぎが母うさぎを独占したいため子供を狙う
  • 母うさぎが落ち着きを取り戻せない

などが子食いや育児放棄の原因になります。

悲しいですが、どんなうさぎにも出産後起こりうるリスクなので、

出産後の注意点・母うさぎの育児環境を重視して見守り、
飼い主は過干渉にならないようにしましょう!

まとめ

それではさいごにまとめていきましょう!

■飼い主とうさぎの出産準備

  • 食事・水・牧草はいつもより多め!:
    栄養価の高いフードに切り替えるのも良い。
    食欲減退時は好物も一緒に与える。
  • 早ければ2週間前から出産準備に入る:
    産室に適した巣箱の用意、牧草は数種類あると安心。
  • 産室の床材は長めの牧草や布類(誤飲の注意は必要):
    出産からの出血に備えてペットシートがあれば安心。
  • 巣箱の注意点:
    木製で、母うさぎが居座れない大きさが理想。
    ペットヒーターなど、巣箱内の温度を保つ工夫をする。

■出産後の注意点と心構え

  • 子育てがしやすい環境を整える:
    静かな場所・必要ならケージを覆うものを用意する。
  • 母うさぎが近くにいる場合は産室には近づかない・覗かない:
    掃除は汚れた部分だけ・場合によってはしなくても良い。
  • 赤ちゃんを素手で触らない:
    やむを得ない場合はゴム手袋を使用。
    素手で触ってしまった場合は母うさぎの匂いを付け直すこと。
  • 母うさぎがケージから出たがるときはいつでも出してあげる:
    出産後のストレス解消のため。
  • 育児放棄・子食いの原因を人間が作らない
  • 育児放棄・子食いをした場合の対処・知識を事前に学んでおく

生後3週~4週になると、
赤ちゃんも母うさぎも落ち着いてきます!

赤ちゃんも産室から出るようになります。

何はともあれ、ここまで来たら一安心ですね。

特に出産後は母うさぎに飼い主がしてあげられることは
ほとんどないという感じですが、

落ち着くまで温かく出産・子育てを見守りましょう!

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