うさぎの仰向け抱っこの仕方・コツはコレ!
ウサギを飼っていると、その可愛らしさから
抱っこをしたくなる時がありませんか?
抱っこの仕方は飼い主さんによって様々だと思います。
ウサギを意図的に仰向けにすることには問題点もあるのですが、
病院で診察をする時や、飼い主さんが
うさぎの体調をチェックする時に必要になることもあります。
そこで今回は、
「仰向け抱っこの手順とコツ」と「仰向け抱っこの注意点」について
お答えしようと思います!
仰向け抱っこについて
知っている方も多いと思いますが、
うさぎにとって仰向け抱っこは体に負担がかかる体勢です。
通常、ウサギの背骨はゆるやかにカーブを描いています。
仰向けにするという事は、
そのカーブに反して体を伸ばそうとすることです。
そのため、意味も無く仰向け抱っこをしすぎると、
内臓が圧迫されることもあります。
野生のウサギをイメージして頂くと分かりやすいのですが、
野生のウサギは抱っこされませんよね。
ウサギにとって本来「抱っこされる」ことは、
生活になくてもいい行為なのです。
仰向け抱っこで大人しくなっているウサギはカワイイものですが、
爪切りや診察、身体のチェックなどを除き、
仰向けにするのはできるだけ避けた方が良いと理解しておきましょう。
仰向け抱っこの手順
では、仰向け抱っこの手順をご説明しましょう!
- うさぎを膝の上に乗せる。
- 次にお尻を持ち上げる。この時、飼い主さんの胸の高さまで持ち上げる。
- そのままゆっくり膝の上に仰向けにする。
仰向けにするときは落ち着いて、慌てず体勢を変えてあげましょう。
仰向け抱っこのコツ
おしりを持ちあげる時は、
「おしり全体」を包み込むようにしてあげましょう。
そうすることで次の体勢に移る時、
うさぎは安心して体を飼い主さんに預けられます。
また、仰向け時に、うさぎの顔が正面を真っ直ぐ向くようにすると、
安定感が保たれるでしょう。
うさぎの体調検査のために仰向けにする場合は、
「仰向けにする人」と「検査する人」の二人体制で行うと
スムーズにうさぎの体勢を変えられます。
うさぎが仰向けにされるのを嫌がっている時は、
無理に仰向けにせず時間を空けてから仰向けにしましょう。
仰向け抱っこの注意点
冒頭でも仰向けの問題点について軽く紹介しましたが、
うさぎによっては仰向けにした時に
「気絶状態」や「睡眠状態」に陥ってしまうことがあります。
仰向けで眠っているうさぎは、見ている分には可愛いかもしれません。
でも、うさぎにとって仰向けは不自然な体勢なので、
そのままにせず、通常の姿勢に戻してあげましょう。
上記の仰向け抱っこの手順以外にも
「背中の皮をつかんで」仰向けにするやり方もありますが、
こちらはオススメしません。
なぜなら、上手に皮をつかむことができないと、ウサギ自身が
皮をつかまれることを嫌がって逃げてしまうことがあるからです。
我が家では
私の飼っていたウサギの場合ですが、
うさぎの性格によって仰向け抱っこをされるのが
苦手なウサギと苦手ではないウサギがいました。
「仰向け抱っこが苦手なうさぎ」については、
仰向けにしてもすぐ通常の体勢に戻ってしまいました。
しかし、「数日おきに定期的」に仰向け抱っこを続けたら、
次第に抵抗しなくなりました(^-^)
これは、仰向け抱っこが苦手なうさぎであっても、
抱っこされることに「慣れる」ということに他なりません。
仰向け抱っこに慣れさせておけば、
爪切り、体調チェック、病院での診察の時に役立ちますよ!
参考動画
(0:24くらいから)
実際にはみなさん色んなやり方で仰向け抱っこをしてらっしゃるようですが、
今回私がご紹介したやり方に一番近い動画です。
よく見てると分かるのですが、
ちょっとの隙に手から逃れて逃げ出そうとしているのが分かります。
仰向け抱っこに慣れているうさぎは良いのですが、
慣れていない子や、もともと仰向け抱っこが苦手な子もいるので、
動画のようにお尻を包み込んで固定することが大事です。
仰向け抱っこがうまく行った後も、うさぎは大人しくしているように見えて、
内心とても嫌に思っている可能性も低くはありません。
あまり長時間拘束せず、仰向け抱っこの練習や健康チェックなど、
用が済んだらできるだけ早く離してあげましょう!
まとめ
今回は、うさぎの仰向けだっこの方法や注意点について
ご紹介しましたが、いかがでしたか?
まとめると、
- 仰向けにするときは慌てず落ち着いて行う。
- うさぎの身体を仰向けにするときは不安定にならないように、
しっかり身体を支えてあげる。 - 嫌がっている時は、特別な事情がない限り、
無理に仰向け抱っこしない(時間を置く)。
となります。
うさぎにとって仰向け抱っこは安定しない体勢です。
もし、仰向け抱っこをしなければいけない状況の時には、
飼い主さんがしっかり身体を支えて安心させてあげましょう!
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