ウサギに関する知識やお悩みテーマについて、実際の飼い主がお答えします!

うさぎはつくしを食べられる?適量や注意点は?

春になると日差しも暖かく、
とても過ごしやすい日が多くなりますね。

そんな春の訪れとともに、
田んぼや土手に「つくし」の姿を見かけることがあります。

つくしは昔から食べられるシダ類として、
私たち人間にも親しまれてきました。

自然に生えていることから、ペットとして飼育しているうさぎに
つくしを与えても良いのか疑問に思ったことはありませんか?

そこでここでは、

  • うさぎはつくしを食べても良いか
  • 食べさせる場合のメリットやデメリット
  • 与え方や注意点

などをご紹介します!

うさぎはつくしを食べられる?

結論から言うと、うさぎにつくしを与えても問題ありません!

これは後にご説明していく中で、正しい採取や
下処理を行った上で食べさせるということが前提となります。

ここからは、つくしについて
ひとつずつ詳しくみていきましょう。

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つくしには毒性があるって本当?

つくしは見た目に細くても、臨とした姿で生えているため、
春のあたたかさの中でも目立つ植物です。

そんな雰囲気を持つつくしですが、実はじゃがいもの芽にも
含まれる毒性のある「アルカロイド」が含まれています。

このアルカロイドについてみていきましょう!

「アルカロイド」が含まれている

アルカロイドを過剰摂取してしまうことで、
うさぎの身体には以下のような症状が起こります。

  • 腹痛
  • 下痢
  • 嘔吐
  • めまい
  • 呼吸困難

これは、人間にも同じ症状が起こる可能性もあるため、
うさぎに与えるとなると、より一層の注意が必要です。

また、つくしに含まれるアルカロイドは、

正しく下処理を行うことで取り除くことができるため、
うさぎが食べても問題ありません。

ただし、たとえ下処理を行っていても、
毎日の摂取は避けてくださいね。

この後に、つくしの採取方法と下処理方法について
みていきましょう!

つくしの採取方法&下処理方法を教えて!

つくしは日当たりの良い土手や原っぱに
約10cmの背の高さのものがよく生えています。

採取する際は、排気ガスがかかるような空気の悪い場所や、
野良犬や野良猫が多くいるような場所は、

糞尿の被害を受けている可能性もあります。

採取する場所は、
空気がきれいで清潔な場所を選ぶようにしましょう。

  1. つくしを採取したら、つくしの節にかぶさっている
    「はかま(※)」を取り除く。
  2. その後、水で土を除き、しっかりと水洗いする。
  3. そして沸騰したお湯の中に約1分煮佛させ、
    ザルにあげて水切りを行う。

このような手順で下処理を行うことでつくしのアルカロイドが減少し、
それと同時にあく抜きを行うことができます!

※「はかま」の取り方

注意点

水切りを行っても茹でたつくしには水気が含まれているため、

うさぎが下痢を起こしてしまわないよう、
水分はしっかりと拭き取ってから与えてくださいね。

下処理を行ったつくしであればうさぎに与えても問題ありません!

同時に私たち人間が食べても安心ですよ♪

ワンポイントアドバイス

下処理でアルカロイドが減少し、あく抜きを行ったつくしは、

半日天日干しにして乾燥させ、乾燥剤を入れた瓶や
ジップロック、保存容器などに入れて保存するようにしましょう!

その際の保存期間は、約1年です。

ぜひ試してみてくださいね♪

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つくしを与えるメリット・デメリット

ここからは、うさぎにつくしを与えるメリットと
デメリットについてみていきましょう!

メリット

  • ビタミン・カロチン・カルシウムなどを含み、
    栄養価が高いため、うさぎの身体にも良い
  • 乾燥させることで長期保存できる
  • 下処理をすることで安全に与えることができる

デメリット

  • 下処理に時間がかかる
  • 3月はつくしが小さく食べられる量が限られる
  • 4月下旬のつくしはえぐみが出て食べられない

適量と私が実際にあげた時の方法

与える量は乾燥つくし1本〜2本が目安です。

下茹でを行い、天日干しに乾燥させたつくしは、
かなり小さくなります。

だからと言って、何本も与えてはNGです!

我が家では乾燥つくしを長期保存させ、
1週間に1回程度、与える量は1〜2本です。

この量を与えていても、消化不良となることなく、
体調にも異変をきたすことはありません。

もしもあなたの飼育するうさぎにつくしを与える場合は、
ぜひ参考にしてくださいね♪

下茹でしていれば毒性はなくなるので
安心して与えることはできますが、

大量に与えるのはNGなので、
これくらいの量に留めておく方が良いですよ♪

参考動画

この動画のうさぎは、生えているつくしをそのまま食べています。

私としては「大丈夫かなぁ」と少しドキドキするのですが、

ご覧の通り、パクパクつくしを丸ごと食べていないので、
やっぱり毒性を察知しているのかもしれませんね!

ということは、下茹でして天日干しにした
我が家流のつくしを参考にしていただけると嬉しいです♪

まとめ

今回は、うさぎはつくしを食べられるかどうかについて解説しました。

まとめると、以下のようになります!

■うさぎとつくしについて

  • うさぎにつくしを与えてもOK
  • ただし、つくしに含まれるアルカロイドを除くために下茹では必須!
  • 下茹でしたものを天日干しで乾燥させると保存期間も長くてなおよし!
  • 与える量は1週間に1回程度、1〜2本でOK!

■アルカロイドを過剰摂取してしまった場合の症状

  • 腹痛
  • 下痢
  • 嘔吐
  • めまい
  • 呼吸困難

これらのことに注意して、うさぎにつくしを与える場合は、
必ず下茹でを行い、水気をしっかりと拭き取ってから与えましょう!

または、天日干しにしてしっかりと乾燥させ、
ジップロックなどの保存袋や保存容器を活用して、

乾燥させたつくしと乾燥剤を入れて保存するようにしてみてくださいね。

そうすることで約1年の長期保存ができますよ♪

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