うさぎの肉垂(マフ)って病気?時期はいつ頃から?オスの場合は?
うさぎの喉付近に、モフモフとした襟巻みたいなものがあるのを、
見たことがありますか?
あの襟巻が、ある子とない子がいるのには、
お気づきでしょうか?
今回は、うさぎの襟巻の正体や、
どんな子にできるか、病気の心配はないかについてです!
早速、見ていきましょう!
目次
うさぎのマフとは?
うさぎの首元のモコモコ。
正体は、『肉垂』と呼ばれるものなのです!
うさ飼いさんたちの間では、
『マフ』や『マフマフ』などと呼ばれています。
それでは、ご説明していきますね。
マフってどんなもの?
正式名称は『肉垂』といい、
『にくすい』または『にくたれ』と読みます。
なんだか、可愛くない呼び方ですね。
そう思ったうさ飼いさんが、
他にもたくさんいらっしゃるのでしょう。
ちゃんとすてきな呼び名があります。
マフラーみたいだから『マフ』、
マフラーともふもふを合わせて『マフマフ』。
これは可愛いですね☆
英語では『Dewlap』といい『デュロップ』と読みます。
鶏などにある、顎の下のたるみと同じ呼び方です。
こちらの記事では、マフと呼ぶことにします。
基本的にマフは、
大人のメスうさぎにできるものです。
冬や出産に備えて、
栄養を貯める貯蔵庫の役割をします。
出産時には、マフの被毛をむしって、
巣を作ることもあります。
早い子では3か月頃、大型の子は9か月くらいの、
性成熟をした頃にできてきます。
しかし、全てのメスうさぎに、できるわけではありません。
一般には、ネザーランドドワーフのような、
小型の品種にはあまり見かけません。
レッキスなど中型以上の品種は、
立派なマフがある子が多いようです。
しかし、遺伝や食生活で、
小型でもマフができたり、その逆もあります。
個体差が大きいものなのです。
マフの大きさも、ウサそれぞれ。
可愛い小さなマフができる子もいます。
マフは病気?
マフ自体は病気ではありません。
ボリュームのある喉元は、
すてきなレディーの証です☆
しかし、マフが大きくなりすぎると、
問題が発生してきます。
マフが邪魔になり、毛づくろいや、
うさぎにとって大切な『食糞』の行為が困難になります。
また、首元に熱が溜まりやすくなるので、
皮膚炎になりやすくなってしまいます。
マフの付け根にあたる皮膚が炎症を起こすことがあるのです。
かゆくて自分で齧ってしまい、後々皮膚腫瘍になる場合も。
撫でたり、ブラッシングしている時に、
チェックしてあげてくださいね☆
なお、マフを触った時に、
コロコロした脂肪のようなかたまりがある時は、
すぐ病院へ連れて行ってください。
マフだけではなく、背中やお腹にも、
コロコロしたものができることがあります。
そのコロコロは、腫瘍の可能性があるためです。
こちらも、確認してあげましょう。
男の子にもできる?
女の子が性成熟したら、できるものと解説しました。
しかし、男の子にも、できる場合があります。
主な原因は、ズバリ『肥満』です!
「マフがあると可愛いから」といって、
男の子を太らせてはいけません。
人間と同じで、
肥満は病気の原因になってしまうからです。
ホルモンの関係もあるので、
去勢をした男の子にも、できることがあります。
しかし、「太っていない・去勢していない・ネザーの男の子」だけど、
とても立派なマフを蓄えている男の子を見かけたことがあります。
マフの有無は、個体差によるところがかなり大きいのです。
女社長と太りすぎ男子
うちの2代目、ぶりちゃんは女の子でした。
ミニウサギ(雑種)で、2.7キロくらいの大きさで、
とてもご立派なマフを蓄えていて、
女社長のような貫禄でしたよ!
3代目のたれ助は、男の子でした。
ホーランドロップで、去勢していなかったのですが…
マフがありました。
病院の先生が開口一番、「ふとってますねー!」というくらい、
太らせてしまったからです。
「ちょっとぽっちゃりかな」程度の認識だったので、
ショックでした。
健康診断をしたら、肝臓の数値が、
ちょっとひっかかってしまい…。
「肥満が原因」と言われました。
おやつを喜んで食べる姿、おねだりしに来る姿が可愛すぎて…
あげすぎちゃってました!
ダイエットしたのですが、おやつちょうだいしてくるのに、
あげられないのは…飼い主もつらくて…。
皆さんは、気を付けてあげてくださいね☆
参考動画 – グラマラスなうさぎのマフ
こちらは、うさぎカフェに居る子の動画です。
なんてご立派なマフ!
貫禄のある、すてきなレディーうさぎちゃんですね☆
まとめ – マフはチャームポイント
今回はうさぎのマフについてご紹介しました。
最後に簡単にまとめていきましょう!
- 正式名称は『肉垂(にくすい)』という
- 基本的には、性成熟したメスにできるもの
- 肥満が原因でオスにもできることはある
- できるかできないかは、個体差によるところが大きい
- 病気ではないが、肥満のサインでもある
- コロコロした脂肪のような塊がある場合は腫瘍の可能性があるので、
病院へ連れて行く
マフができるかできないかは、
結局その子の体質次第なのです。
「マフがある方がいいから」とわざと太らせたり、
「ない方がいい」と痩せさせるのも、いけません。
可愛い個性なので、
受け入れて可愛がってあげましょうね☆
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