うさぎの数え方の由来・理由とは?なぜ「1羽、2羽…」なの?
一般的な数え方としては、
人間は「1人・2人」、動物は「1匹・2匹」、ですよね。
ではうさぎの数え方は…?
「1羽」と数える人もいるし、「1頭」と数える人もいますよね(^^)
今回は、
「うさぎの数え方の由来や理由とは?」
「1匹、1頭、1兎と数えるのは誤用なのか?」
そんな疑問にお答えしたいと思います!
目次
うさぎの数え方の由来とは?
沢山の説がありますが、有力な説はこちらです(^^)
- うさぎの大きい耳が鳥の羽に似てるから
- 一把(いちわ)、二把(にわ)が1羽、2羽に変わった
- うさぎは鳥の鵜(う)、鷺(さぎ)と発音が似てるから
- 鳥と同じように縛っていたから
ちょっと無理やりな感じはしますが…
これらの説が有力です(^O^)
では、1つずつ詳しく見ていきましょう!
1、うさぎの大きい耳が鳥の羽に似てるから
大きな耳が鳥の羽みたいに…
きっと昔の方には見えたのでしょう。
また、昔の人は、うさぎも鳥も食べていたので
誰かが言い間違えたという可能性もあるそうです。
2、一把(いちわ)、二把(にわ)が1羽、2羽に変わった
一把(いちわ)、二把(にわ)は
束ねたものを数えるときの単位です(*‘ω‘ *)
今でも、スーパーなどに置いてある束ねられている
ほうれん草などを、「一把、二把」と数えてますよね。
昔、捕まえたうさぎは耳を縛って持ち帰っていたそうです。
うさぎの耳を一把「ひとつかみする」の言葉から
一把(いちわ)、二把(にわ)から来ているという説です。
3、うさぎは鳥の鵜(う)、鷺(さぎ)と発音が似てるから
鳥の鵜(う)、鷺(さぎ)と発音が似てるのは、
説明しにくいですが…
発音としては同じですので
鳥と同じように1羽、2羽と数えていたといわれています(^^)
4、鳥と同じように縛っていたから
昔の人は、うさぎも鳥も食べていた、
という話に関連しますが、
狩猟でうさぎと一緒に鳥も捕まえて縛り上げていたとしたら・・・。
他の人に手渡す時や収穫の話をする際に、
便宜上、うさぎも鳥と同じように数えようとする流れは、
全く不自然ではありませんよね。
なんだかんだで、どの説も
一定の説得力があるように感じませんか?
いずれも古くからの言い伝えなので、
正確に「この理由が正しい!」というよりは、
どの説も間違ってはいないと考えた方が良いでしょう。
子どもに伝えるときは少し説明するのが
大変ですが・・・( ̄_ ̄ i)
なぜ「1羽、2羽…」と数えるの?
先ほどの由来から、うさぎを鳥と見立て、
1羽、2羽と数えていたそうです(‘ω’)
ですが…見た目は全然似てませんよね(´・ω・`)
今は似ていませんが、昔は狩りの対象という考え方から、
似た存在だったのかもしれませんね。
また、食用にするための数え方という理由もあります。
昔は宗教などで他のお肉が食べれない人もいて、
対象外のうさぎを食べていた人も少なくはありません( ;∀;)
足を縛った鳥も、耳を縛ったうさぎも
一緒に持ってたら感覚的には変わりませんね(゚д゚)!
「うさぎは愛玩動物」という今の一般的な視野で見たら、
かなり可哀想に感じる話ではありますが・・・。
1匹、1頭、1兎は誤用なのか?
誤用か、誤用でないか、というと、
「誤用ではない」といえるでしょう!
私たちの普段の生活の中のニュースや新聞での
うさぎの数え方は1匹と数えます(^^)
また、うさぎを愛し、うさぎを飼ってる人は
1頭と数える方が比較的多いそうです(*´▽`*)
ことわざにある「二兎を追う者は、一兎をも得ず」は
一兎(いっと)と数えてますよね!
ちなみに地域によっては、「1耳、2耳(ひとみみ、ふたみみ)」と
数える地域もあるそうです!(^^)
昔は地域によって大分違ったのかもしれませんね。
「厳密には1羽が正しい!」と言い張るより、
時と場合によって、単位が違うと考えた方が無難ですね。
ただ、ネット上では時折、
「本来、うさぎは1羽、2羽と数えるものです!」と
突っ込んでくる人を見かけますので、
その点も頭に入れておくと良いでしょう(´・ω・`;
まとめ
今回は、うさぎの数え方の由来・理由、数え方の誤用、
などについてご紹介しましたが、いかがでしたか??
今回のまとめはこちらです(^O^)
- うさぎの大きい耳が鳥の羽に似てるから
- 一把(いちわ)、二把(にわ)が1羽、2羽に変わった
- うさぎは鳥の鵜(う)、鷺(さぎ)と発音が似てるから
- 鳥と同じように縛っていたから
※1匹、1頭、1兎、1耳などの数え方は、
時と場合によって変わるので、誤用ではない
由来には沢山の説がありますが、
どんな単位でも間違いではありませんので、
時と場合に合った数え方をしましょう!
ただ、個人的に思うことは・・・。
「1羽、2羽」といううさぎの数え方については、
今後通じない人がどんどん増えていくと思われるので、
一般的な用法の「1匹、2匹」という数え方を
使っていった方が無難かと思いますね(;´▽`A“
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