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うさぎのケージにカバーは必要?手作りの方法とは?

「これからうさぎを家族に迎えよう!」と思ったとき、
まず何を用意しますか?

一緒に暮らしていくうさぎにとって、
快適な生活環境を整えてあげたいですよね。

そのためには欠かせないのは、
うさぎの「家」となるケージとその中の心地よさです。

ケージ自体はペット用品売り場でよく目にすると思いますが、

どれも金属の格子で出来ていて、
通気性は良さそうだけど冬場は寒そうだし殺風景。。

かといってケージカバーもあまり売ってはいません。

そもそも、うさぎのケージにカバーは必要なのでしょうか?

そんな疑問を持たれる方に、
今回はうさぎのケージカバーについてご紹介したいと思います!

うさぎのケージにカバーは必要?

まず、ケージカバーが必要かどうかですが、
「あった方がいい」です。

その理由は大きく次の3点があります。

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1、うさぎの「ほっとする」をサポート

現在ペットとして飼われているうさぎのほとんどが、
アナウサギから品種改良されたものです。

アナウサギは文字通り地面に穴を掘って巣を作り、
餌を食べるとき以外は地下の巣で過ごす習性を持つウサギ。

そのため、ペットとして飼われるうさぎたちも
狭くて暗い場所を好む傾向にあります。

我が家のうさぎも日中は
家の中を放し飼いになっているのですが、

気がつくと自分のケージやソファーの裏、テレビ台の下など、
なんとなく狭くて薄暗く、見つけにくいところにいるんです。

これも本能的に、四方を囲まれて暗い場所を
「巣(安全な場所)」と認識しているのでしょうね。

そのため、ケージにカバーをかけてあげることで、
うさぎにとってより落ち着く「おうち」になるのです。

2、うさぎの寒さ対策

うさぎの快適温度は15度~25度くらいと言われています。

日中は私たちも冷暖房を使うので、
部屋にいるうさぎにとっても気温は快適です。

しかし、夜間は乾燥を防ぐために
エアコンを切ることも多いのではないでしょうか。

特に冬の夜間は、人間は布団をかけて寝るため
室温が低くてもあまり不快に感じません。

そのため、部屋の壁際で高さも低い位置にあるうさぎのケージ内は、
かなり寒くなってしまいがちなのです。

部屋の室温を調節することはもちろんですが、

ケージにカバーをかけるだけでかなりの保温効果が期待でき、
うさぎのお家をより快適に保つことができます。

3、お掃除の簡易化

これは+αの部分ですが、、
うさぎのケージ回りのお掃除が少し楽になります。

うさぎのケージには、
トイレ砂・牧草入りの餌箱・水飲み器など、
散らかりやすいものがたくさん入っていますよね。

うさぎは手や足にゴミ(自分の糞を含む)が付くのを嫌がるので、

トイレで用を足し、足の裏にトイレ砂や糞が付くと
足をブルンブルンと蹴って撥ね飛ばそうとするんです。

「使用済みのトイレ砂が、ケージの隙間から飛び出して壁に、、」
なんてことになると、染みになってしまうことも!

また、去勢をしていないうさぎでは、

小屋のなかでスプレー(おしっこを撒き散らす)行為を
することがあり、これもまた壁紙に付くと落ちません。

そんなときカバーをしておくと、
ケージ外への飛散が最小限に抑えられるのです♪

ケージカバーを用意しよう

それでは、実際にどこで、
またはどうやってケージカバーを用意したらいいのでしょうか。

買う

これが一番簡単です!

以前はあまり見かけませんでしたが、
最近ではケージにカバーをかけることが一般的になって来たためか、

小動物専門店やインターネットなどで
ケージカバーを見かけるようになりました。

ただ、どうしても対応するケージの大きさや形、
またカバーそのものの色などの選択肢が少ないのが難点です。

いくつか、インターネットで販売されているカバーをご紹介します。

●イージーホーム60用 ケージカバー
●KAMA BRIDALペットケージカバー S~L
●リッチェル ペットサークルカバー 90-60

この他にも、小型犬用のケージカバーなど、
サイズが合えばうさぎケージにも使えるものもありますので、

お手持ちのケージサイズに合うものがあるかどうか
探してみると良いですね♪

作る

「すでにあるケージに合ったサイズのものや、
お部屋にあった色のカバーが欲しい!」

そんな時は作っちゃいましょう。

ここでは、ミシン要らずの簡単な作成方法をご紹介します。

  1. まず、ケージの高さ(A)、奥行き(B)、幅(C)を図る

    図1

  2. 縦が(A×2+B)、横が(A×2+C)のサイズの布を用意。
  3. 両方の上の角を、下にAcmと横にAcmの点の対角線で三角形にカットする。
    (この部分がスリーブ状の余り布となり、通気孔の役割になる)
  4. 両方の下の角を、上にAcmと横にAcmの正方形にカットする。

    図2

  5. 最後に、布の下(手前)の長方形部分の、
    布の縁から5cm位のところにマジックテープ(またはボタン)をつけ、
    折り返した時にテープまたはボタンが留まりそうな位置に
    対応するマジックテープをつける。
  6. ケージに被せて完成!
    図3

もちろん、「ミシンを使うの大好き!」という方は、

布の縁に折り返しの縫い代をつけ、
一週ミシンで縫えばよりきれいに仕上がりますよ。

有るもので代用

「なかなか布を買いに行く時間もない!」という方は、
こんなものでも代用できます。

1.使わなくなった綿毛布やシーツ

先述のようにカットすれば簡易カバーの出来上がり。

「それも面倒!」という場合は、
針がでないタイプの安全ピンで余った布部分を留めちゃいましょう。

ただし、入り口部分は開閉できるようにしておきましょうね。

2.段ボール

実はかなり保温性が高いんです!

ケージのサイド、後ろの3面を段ボールで囲い、
天井から出入口にかけてもう一枚の段ボールを垂らすように置いて、

天井と側面の段ボールをガムテープで留めれば、
しっかりしたカバーの出来上がりです。

見た目を気にしなければ、
作り方は適当でも、誰でも簡単に作れます!

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ケージカバーの注意点

このように簡単に用意できるカバーですが、
いくつか注意する点があります。

形に関する注意点

あまりにも密閉性が高いと、
空気や湿気がケージ内にこもってしまい、
うさぎが体調を崩しかねません。

すぐに開閉できること、
ある程度の通気性はあることが必須条件です。

素材に関する注意点

うさぎが万が一食べてしまったときに害になりそうなもの、
またケージの柵の隙間から引き込みやすそうなものはやめましょう。

■オススメ素材

綿、デニム、キルト、毛足の短いフリース、
毛足の短いウール、片面防水加工の布


■おすすめしない素材

ビニール、タオル、毛足の長いフリース、
毛足の長い毛布、ニット、レース

まとめ

今回はうさぎのケージカバーについて、
その役割と用意の仕方、オススメの素材などを
ご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

最後に簡単にまとめてみましょう。

■ケージにカバーをつけた方が良い理由

  • 暗くて狭いところは本能的に安心する
  • 寒さ対策に効果あり
  • 飼い主のお掃除が楽になる

■ケージカバーの用意の仕方

  • 買う(ただし種類は限られている)
  • 作る
  • 有るもので代用(綿毛布やシーツ、段ボール)

■注意点

  • 通気性は確保する
  • 作る際は素材に注意
  • オススメの素材:
    綿、デニム、キルト、毛足の短いフリース、
    毛足の短いウール、片面防水加工の布
  • おすすめしない素材:
    ビニール、タオル、毛足の長いフリース、
    毛足の長い毛布、ニット、レース

このように、うさぎにとって「快適でほっとする場所」を提供でき、
ついでに飼い主も周りのお掃除が少し楽になるケージカバー。

いくつかの注意点さえ気を付ければ、
自宅にあるものでも簡単に用意ができます。

ただし、「お掃除が楽になる」ということは
裏を返せばカバー自体は結構汚れるということ。

気軽に洗ったり交換したりしても
惜しくない程度の気軽な気持ちで、

ご自宅のケージやお部屋、
うさぎさんの毛色などにあわせて用意してみてくださいね♪

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