うさぎが骨折している時の症状とは?治療法や費用は?
うさぎは、ちょっとしたことでも骨が折れてしまうくらい、
骨折の多いペットでもあります。
いつもと様子が違うだけで心配になってしまいますよね。
今回の記事では、骨折してしまったときの治療方法や費用、
骨折しやすい場所などをご紹介していきます!
目次
ここに気を付けよう!!
皆さん、うさぎが骨折する場所って、
どこを思い浮かべますか?
手足をイメージする飼い主さんも多いと思いますが、
意外にも背骨や骨盤も骨折箇所として多かったりするんです。
骨折しやすい箇所は?
- 椎骨(ついこつ) ← 背骨
- 脛腓骨(けいひこつ) ← 下足
- 大腿骨(だいたいこつ) ← 太もも
- 橈尺骨(とうしゃくこつ) ← 前足
- 骨盤(こつばん) ← 腰
上記の順に骨折しやすい傾向になっています。
骨折は治るまでに1か月から2か月以上かかるため、
獣医さんと連携をとりながらしっかり治してあげましょうね!!
年齢にもご注意!?
3歳までの骨折発生率はなんと、
およそ65%もあります。
子うさぎであるほど骨が弱いこともありますが、
元気さや加減をしらずに暴れてしまうなどから
若いほど骨折しやすかったりするんです!
高齢のうさぎの場合だと、暴れてといった原因は減りますが、
腫瘍による病気が原因での骨折が主となります。
なぜ!?骨折する具体的な原因
- 高いところから落ちた時
- 暴れた時
- 誤って踏みつけてしまった時
- ケージに挟まれた時
など原因はさまざまですが、
主に事故によることが多いのです!!
行動から予想!!骨折してる?
うさぎは病気を隠す動物ですが、骨折をしている時も同じで、
「弱っているところを見せまい」とじっと動かない時があります。
ですが食欲の低下、麻痺などの症状が見られれば、
何らかのケガや病気が考えられ、骨折も疑われるのです!!
骨折による変化
骨折や骨折による麻痺をすると、
明らかに歩き方がおかしくなったり、トイレの失敗がみられるため、
じっとしていて骨折しているか分からない場合は、
トイレの仕方をチェックしてみると判断材料の一つとなります。
トイレに行かない・下痢でもないのにお尻が汚れているなど、
いつもと違う様子があれば、
お腹の調子ではなく、骨折が原因であるときもあるので、
気を付けて観察してみてくださいね。
歩き方の特徴って?
いつもと違う歩き方といっても、うさぎを飼ったばかりだったり、
今までケガをしたことがないと「違和感」に自信がもてない時もありますよね。
骨折をしている場合、痛みがあるため加重をさけようとします。
- ケガした足をうかして歩いている
- 力が入らずふんばりがきかない
- ぶらぶらしている
など、脱力感が見られれば骨折を疑いましょう!
骨折していたときの治療方法は?
「骨折によって感染症を起こすと足を切る・・・」と
判断されることもありますので、
様子がおかしかったり、高いところから落ちてしまった時は、
なるべく早く受診をしましょう!
固定だけじゃない!治療方法
治療方法としてギプスによる固定が代表的ですが、
手術によりピンで折れた部分を固定するピンニングというものもあります。
「うさぎの治療は安静!」と言われても、
無理に動いてギプスが取れてしまったり、余計悪化してしまうこともあります。
歩き回れないようケージで養生など、過ごし方に気を付けてくださいね。
治療費はどのくらい?
ギプス固定だけだと1万円ほどかかります。
手術になると10万円ほどは見積もって用意しておきましょう。
うさぎの容態や治り具合、過ごし方によって
治療にかかる時間も方法も変わるため、
獣医さんと相談しながら無理のないよう通院・入院で
治療を考えていくことをおすすめします。
治療の仕方は折れた箇所や折れ方、
年齢などを考慮しながら決められるため、
うさぎの体力や性格などを飼い主さんが伝えるのも大切です。
参考動画
ギプス固定や手術をした後のうさぎの過ごし方は大切です!
こちらの動画では、あまり動き回れないよう、
少し小さめのケージで養生してもらっている様子が分かるので、
参考にしてくださいね。
こちらは骨折ではありませんが、
「おかしい」「いつもと違う」様子が分かる動画です。
こういった動きがあるときは、
病気やけがが原因のときが多いので、確認してみてください!
まとめ
うさぎの骨折は、ささいなきっかけによることが多いです。
それでは最後にまとめていきます。
適切な対応するためにも、
しっかり認識しておきましょう!
■骨折しやすい箇所・原因
- 背骨>下足>太もも>前足>腰(骨盤)の順に骨折しやすい。
- 落ちる・暴れる・踏まれる・挟まるなど原因は事故によるものが多い。
- 行動が活発な3歳までに骨折することが多い。
- 高齢のうさぎは、病気が原因での骨折が多い。
■骨折したときの特徴
- 動かない
- 食欲の低下
- 麻痺
- トイレの失敗
- 足を浮かす
- 力が入っていない
など。
■治療方法・期間
- ギプス固定:およそ1万円
- 手術(ピン固定など):およそ10万円
- どちらも安静が必要で1~2か月かかる。
※うさぎの安静が出来る環境が必要(ケージ飼育) - 感染症を起こすと足を切らなければならない場合もあるので、
受診は早めに!
うさぎにとって安静は難しいため、
なかなか治るのに時間がかかるケースが少なくないです。
その分治療費も増えますが、
一番は「これ以上ケガ悪化させないようにする」こと!!
じっとさせるのは飼い主さんとしても辛いですが、
治療期間はケージで休めるよう環境づくりをしてあげてくださいね。
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